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【街頭インタビュー】つくば市民に聞いた!つくばってどんなまち?

【街頭インタビュー】つくば市民に聞いた!つくばってどんなまち?

皆さんは、つくば市にどのような印象を持っていますか?
筑波大学、筑波山、JAXA筑波宇宙センターなどを思い浮かべた方も多いでしょう。

本記事では、つくばイ住ム編集部が、市内で街頭インタビューを実施し、つくば市民のリアルな声をお届けします。

 

子どもと一緒に遊んで学べる施設がたくさん

まずは、約2年前に引っ越してきたというお子さん連れのお母さん。

つくば市といえば「暮らしも遊びも楽しい」

つくば市は、特に子どもと遊べる施設が多いとのこと。
なかでもお気に入りのスポットは、研究学園駅前公園で、7月~9月中旬にかけて利用可能になる噴水デッキ(水遊び場)では、毎年お子さんとの水遊びを楽しんでいるそう。

研究学園駅前公園 遊具
研究学園駅前公園 噴水デッキ

水遊びはもちろん、広がる芝生で存分に遊んだ後は、園内にあるつくばの文化を体験・学習する施設「つくばスタイル館」で休憩することも可能です。大規模ではありませんが、遊具が一通りそろい、大人も一息つける点がお気に入りとのことです。

その他にも、つくば市には子どもと楽しく遊べるスポットがたくさんあります。今回は街頭インタビューの内容と各スポットや施策もあわせてご紹介していきます。


二の宮公園

二の宮公園

帽子をかぶった時計台「和協の塔」がシンボルの広々とした公園。芝生スペースでボール遊びやピクニックができ、障がいの有無や国籍、年齢、性別に関係なくすべての子どもが共に遊べるインクルーシブ遊具も整備されていて小さなお子さんも安心です。

夏季は屋外プールがオープンするのですが、利用料がとにかくリーズナブル(大人220円、中学生以下は110円 2025年06月25日時点)で、家族連れで賑わいます。
つくば駅から車で約6分、駐車場もありアクセス良好です。

公園のそばにコンビニがあるので、弁当やおやつの調達に便利!

プールは2種類だけだけど、小さい子にはちょうどいい!

秋になると、子どもとどんぐり拾いに行きます


つくばエキスポセンター
ドーム径25.6mのプラネタリウム

つくばエキスポセンター

つくばエキスポセンターは、科学技術を見て・触れて・楽しめる科学館です。

科学の不思議を学びながら体験できる展示のほか、ドーム径25.6mのプラネタリウムでは大迫力の映像と美しい星空の世界を楽しむことができます。

また、毎月サイエンスショーや科学教室など様々なイベントも開催しているため参加してみてはいかがでしょうか。

つくば駅から徒歩5分。大きなロケットが目印!

プラネタリウムは子どもから大人まで楽しめる番組が豊富

3DVRシアターやつくば万博のメモリアルコーナーも!


JAXA筑波宇宙センター(画像提供:©JAXA)

JAXA筑波宇宙センター

JAXA筑波宇宙センターは、日本の宇宙開発の拠点として知られる施設ですが、子どもが楽しく学べるスポットとしても人気があります。

展示館「スペースドーム」では、実物大のロケットや人工衛星の模型を間近で見ることができ、まるで宇宙旅行に出かけた気分を味わえます。

宇宙飛行士の訓練や国際宇宙ステーションの仕組みを紹介する展示は、科学や宇宙に興味を持ち始めた子どもたちにとってワクワクする体験となるでしょう。

ガイドツアーは事前申し込みが必要です

これが入場無料とは驚き!ありがたい
※ガイドツアーなど一部有料

はやぶさ2の実物大模型があった!


その他にも、つくば市内には地域子育て拠点として、「子育て中の皆さんが、お子さんと気軽に行けて自由に遊べる場所」が11か所設置されています。
※対象は0歳〜就学前の児童と保護者です。

各施設には遊具が備えられており、親子同士の交流・情報交換の場として利用することができるほか、スタッフに子育ての悩み事を相談することも可能。子育て中に感じる不安を一人で抱え込まないようにまち全体が応援してくれています。

 

駅前周辺で日常生活が完結する利便性

次にお話を伺ったのは、30年以上つくば市に住んでいるという男性。

つくば市といえば「故郷」

長年、つくば周辺の開発を見てきたという男性は、つくばエクスプレス開業以降の変化を実感。現在は駅前で日常の用事がほぼ完結すると語ります。


イーアスつくば

研究学園駅北口から徒歩約4分。バス・タクシー乗り場の先に見える複合型ショッピングモールです。

週末のまとめ買いはもちろん、営業時間が幅広く使いやすいのが魅力で、ショップは10:00~21:00、レストランは11:00~22:00、スーパーの「フードスクエアカスミ」は9:00~22:00、シネコンのMOVIXつくばは9:30~24:30と、平日夜の“ついで寄り”にも強い存在です。

平日夕方以降のまとめて処理したい用事など、駅前の時短スポットとして押さえておきたい施設です。

定期的に物産展が開かれていて、毎回楽しみにしています!

何でも揃う。予定なければとりあえずイーアス

土日は結構混雑してるかも


トナリエ つくばスクエア

つくば駅A5出口直結。改札からそのまま動線がつながり、雨の日でも濡れずにアクセスできる“駅前の中核”です。

館内は3館構成で、銀行ATM・ドラッグストア・携帯キャリア・各種サービスまで揃います。駅直結ゆえ電車での行き帰りに立ち寄る“ちょい足し”がしやすいのが強み。

tonarie Q’t 2Fには個室ワークブースがあり、移動の合間のオンライン会議や事務作業を済ませられるのも駅前の利便性。

仕事帰りでも立ち寄れて、雨に濡れないのは強い

実用的な店舗が多いイメージ

つくばエクスプレス利用者にとって便利


コストコホールセール つくば倉庫店

コストコホールセール つくば倉庫店

週末のまとめ買いならやはりここ。
コストコの定番商品はもちろん、つくば市の農家から仕入れている鮮度の高い野菜や、クオリティの高い果物などを購入できるのが、つくば倉庫店の特長です。

土日正午~夕方にかけてやや混雑するため、つくば市民なら開店直後か閉店前1時間が比較的スムーズです。

駐車場が広くて便利!でも土日は結構埋まってるかも

土日は混雑しているので、平日の買い物がオススメ

ガスステーションがあるので、給油のタイミングで利用してます


 

支援制度が充実していてグローバルな教育環境

続いて、モンゴル出身のこちらの女性。来日から20年、現在14歳と16歳のお子さんを育てているお母さんです。ご自身の実体験から、つくば市の教育とグローバルな部分を評価しています。

つくば市といえば「子どもが成長しやすく、グローバル」

教育機関の充実には、つくば市が研究都市として整備されてきた背景があり、行政による支援制度・体験機会・学校の選択肢などがそろっています。


イメージ画像

市の支援制度

経済的に困難な世帯が塾に支払った授業料を月上限5,000円まで助成する「子どもの学習塾代助成金制度」があります。
また、「つくばこどもの青い羽根学習会」として無料の学習支援と居場所を、市内各教室で提供しています。

他にも、不登校など学校へ行きづらさを感じる児童・生徒とその保護者に電話・対面相談を実施し、希望に応じて教育支援センターで集団活動・学習を支援するなど、切れ目のない教育支援を実施しています。


体験ベースの学び

子どもたちが学校外で体験機会を得られるかどうかを示す「体験格差」が近年問題視されています。

特に子どもたちの長期休みにこの話題が取り沙汰されます。
つくば市では夏休み期間には、市内の研究機関・企業・文化施設を見学や動画視聴をしながら巡る科学体験イベント「つくばちびっ子博士」や、つくば未来塾(学習チューター)」として市内中学校等に、大学生・院生を派遣し、5教科の解き方・考え方を助言する学習支援などがあります。


茗溪学園中学校高等学校

学校の選択肢

英語で学ぶインターナショナルスクール、日本のカリキュラムに国際教育を取り入れた私立、通いやすい公立まで、家庭の方針に合わせて選べる環境があります。

具体例として、インターナショナルスクール(例:Tsukuba International School)や、国際教育に力を入れる私立(例:茗溪学園)など子どもの成長に合わせた選択肢が豊富です。


 

筑波山に代表される自然スポットの宝庫

筑波山のアスレチックで遊んできた帰りだという、こちらの兄弟はやはり自然推し。

つくば市といえば「自然がいっぱい」

つくば市に来たことがなくても、つくば市といえば?でイメージするのは、やはり筑波山でしょう。

筑波山

日本百名山に選出されており、西の男体山と東の女体山からなる双峰で、古くから霊峰として信仰されてきました。

ケーブルカーやロープウェイで手軽に山頂へ。また、本格的な登山も楽しめます。


フォレストアドベンチャー・つくば

フォレストアドベンチャー・つくば

フォレストアドベンチャーとは、森そのものが舞台となったスリル満点のアクティビティです。
地上10m地点で樹木と樹木の間をケーブルでつなぎ、まるで森を駆け抜ける探検家のような体験が楽しめます。

2025年秋から改修工事が開始され、2026年2月中旬にリニューアルオープンを予定。
改修中でも工事していないコースは通常通り営業中です。つくば名物のロングジップスライドや復活する「エキサイトコース」など、リニューアルの完成が楽しみです。
※事前予約制のため、詳しくは公式HPをご確認ください。

子どもが楽しむなら身長が110cm以上になってから!

講習があるので初めてでも安心です

紅葉の季節、景色が最高でした


洞峰公園

洞峰公園

つくば駅から車で5分(約2.5km)ほど。つくば市最大規模の総合公園が洞峰公園です。

ソーラーシステムを有する温水プールや体育館、ナイターが可能な砂入り人工芝のテニスコート、フィールドアスレチックなどで人気の施設です。

また、NPO法人つくばいきものSDGs主催の定期イベントも開催されており、野鳥観察や樹木観察を季節に合わせて楽しむことができます。

異国情緒のあるオシャレな公園

秋はイチョウがきれい。アスレチックも充実しています

駐車場は有料ですが料金は良心的です


筑波実験植物園

筑波実験植物園(つくば植物園)

多様な植物の収集・保全、絶滅危惧種を中心とした植物多様性保全研究施設です。

1976年の開設後、国立科学博物館が運営し、園内では世界各地の植物や季節の花々を観察することができます。

およそ14ヘクタールの敷地内では、7000種類近くもの植物が植栽され、そのうち3000種類が観察できます。

小学生は無料。大人も数百円。安い!

植物マニアにはたまらない場所

温室のサボテンがお気に入り!


 

研究都市であり自然も共存するまち「つくば市」

つくば市民のリアルな声を通してつくば市の魅力をお伝えしました。

インタビューを通じて見えてきたのは、最先端も日常もこのまちに揃っているということ。改札から数分で買い物や用事を片づけ、少し足を伸ばせば山や広い公園に抜けられる。この距離感の短さが、暮らしにスピードと余白を同時にもたらしていました。

研究機関が集まるまちらしく、学びの機会は生活圏のすぐそばにあります。体験型のイベントや地域の学習支援、選択ができる教育環境。必要なときに必要な学びへ手を伸ばせることが、ここでは特別ではなく日常の選択なのです。